ペアデザインがうまくいったからやり方まとめた
導入
巷で話題のペアデザインですが、色々な参考記事がアップされております。
What does Pair Design look like? | Cooper
だども最初は絶対うまくいかない。頭の中にふわふわと浮かぶ...以下の論文...(話は聞いていたけど怖くて作業の最中はちゃんと読まなかった。)
The Collaboration Paradox: Why Working Together Often Yields Weaker Results - 99U
でもなんとか相手の協力あってうまくいったので、ちょっとやり方をまとめてみました。
なぜペアデザインをやろうと思ったのか
- もともとあったデザインを理解するのに「会議」「mtg」をしたりデザインの手法を時間をかけて教わったりするより、エンジニアがやってるペアプログラミング的な作業を通したコミュニケーションができないかと考えた
- デザインレビュー、全体(企画)レビューの2回通すより、デザイナーで合意をとりながら作業し1回のレビューを減らせないかと考えた
やり方
今回やってみたデザインの領域
ワイヤーフレームができている状況で、アプリのビジュアル画面に落とし込む作業。
必要なもの
- 作業用PC ( もちろんSketchなどの作業環境が整っているもの。 )
- 2人の間にモニター1台
- 実機で確認できる環境
- 紙とペン or ホワイトボードとマーカー
役割
- ジェネレーター : ビジュアルデザイナー。作業者。手を動かす。アイデアも出す。
- シンセサイザー : アートディレクター(いい例えがない)。PCは使わない。ジェネレーターのデザインに横で口出しする。アイデアや代替案を出す。
流れ
1. ベンチマークを集める
2. ベンチマークのスクリーンショットを作業画面いっぱいに配置
3. 「今回はこのベンチマークを真似して作ります」と合意をとる
4. ジェネレーターは作業をする。シンセサイザーはジェネレーターが終了するまで口出ししない。ジェネレーターは作業中に口出しされたらちゃんと「作業中です」と言わないと喧嘩になるし、シンセサイザーにジェネレーターが作業内容を報告しないと喧嘩になる。
5. ネクストアクションを決め、また作業に取り掛かる。シンセサイザーは機能要件面についても確認しつつ進める。実機で確認しつつ作業する。
6. ある程度まで作ったらどちらかがデータの清書をする。
7. 完成
ポイント
- 今行なっている作業に関するゴールの提示
- つよいこころ
- 学びの姿勢
- 眠気が生じたら休憩する
- 相手に伝える内容は簡潔に、わかりやすく、共通言語を作っていくイメージで。